今回センドメールが公開したのは、送信ドメイン認証技術の方式として最も普及している「SPF（Sender Policy Frameworks）」の設定を確認できる「SPFレコードチェックツール」で、メールサーバ管理者は、ホスト情報とメールヘッダー情報を入力するだけで、正しく動作しているかどうかを確認することができる。

　また同ツールをiPhoneで使えるiPhone用アプリケーション「Sendmail IP Info.」として5月1日よりiTunes App Storeにて無料で提供を開始した。これにより、パソコンでメールサーバを設定しながらiPhoneで確認することもできるという。

　また、センドメールは、SPFと並ぶもう1つの送信ドメイン技術である「DKIM (DomainKeys Identified Mail)」用ツールも今後公開する予定。また、iPhoneだけでなく、Android端末など他のスマートフォン用のアプリケーションも提供する考え。

　SPFレコードチェックツールでは、センドメールのWebサイトにアクセスし、チェックしたいメール送信元のIPアドレスとメールヘッダーを入力するとチェック結果が得られる。

　センドメールによれば、メールサーバの設定変更などにより、認証が行えなくなることがあるため、定期的にチェックすることを推奨している。