ブラザー工業・フュージョンなど3社、iPhoneなどを利用した中堅中小企業向けIPソリューション提供

　ブラザー工業、フュージョン・コミュニケーションズ（以下、フュージョン）、iSERVEの3社は、オフィスのIP電話化をワンストップで支援する、中堅中小企業向けIPソリューションを提供開始した。

　今回提供開始されたソリューションでは、ブラザー工業が開発、ブラザー販売が販売する多機能ルータ「MIP-3010」（VoIPゲートウェイ、VPNルータ、無線LANアクセスポイント等を搭載）を、iSERVEが輸入販売するArista System社のIP-PBX「Arnex mini 100F」と組み合わせ、フュージョンが提供する「FUSION IP-Phone」に接続することにより、短期間・低コストでIP電話環境を構築することが可能となる。

　IP電話の端末として、iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンを利用可能で、IP電話対応の電話機を用意する必要はない。「MIP-3010」を使って無線LAN環境を構築し、ソフトフォンを使用したIP電話端末として利用できる。また、多拠点で利用する場合、「Arnex mini 100F」を1ヶ所に設置し、各拠点には「MIP-3010」を設置することで内線網を構築することができる。多人数の拠点に「Arnex mini 100F」を追加して機能を独立させ、アナログ回線やFAXの収容のために「MIP-3010」を追加することも可能だ。