日本ユニシス、ICTサービスの新名称を「U-Cloud」に　クラウド事業強化

　日本ユニシスは21日、2008年4月から立ち上げたICTサービスの新しい名称を「U-Cloud（ユークラウド）」とし、クラウドサービスの充実と強化を図ると発表した。「U-Cloud」は、日本ユニシスグループが提供するクラウドサービス、アウトソーシングサービスを合わせたICTサービスの総称と位置付ける。

　日本ユニシスは、クラウドサービスやアウトソーシングサービスを通して、サーバやストレージ、ネットワークといったICTリソースだけではなく、データセンターや各種アプリケーション、運用・監視・セキュリティ・移行・検証にいたるまで、ICTサービスをワンストップでトータルに提供していくという。

　既に提供している各種サービスは「IaaS（U-Cloud IaaS）」、「PaaS（U-Cloud PaaS）」、「SaaS（U-Cloud SaaS）」とする。これらのサービスは金融・流通・小売業など、約500社の顧客が同社のクラウド環境を利用しているという（2011年1月末時点）。今後も、従来のエンタープライズクラウドに加え、「設置型のプライベートクラウド構築サービス」や「仮想デスクトップサービス」などを順次商品化していく予定。