テクマトリックスとフュージョンが提携、コールセンターのクラウドサービスを共同で展開

　テクマトリックスと、楽天グループの通信会社フュージョン・コミュニケーションズは16日、コールセンター向けクラウドサービスの分野で業務提携すると発表した。

　テクマトリックスは、顧客情報や顧客対応履歴を管理するCRMシステム「Fastシリーズ」をクラウド型サービス「FastHelp SaaS」として2008年8月から提供している。また、フュージョンでは、利用者が交換機などの設備を購入することなく、コールセンターに必要な機能を利用できるクラウドを基盤としたテレフォニーサービス「FUSION Connect（仮称）」を、3月15日からβサービスとして提供を開始する。

　今回の業務提携により、「FastHelp SaaS」と「Connect」を連携させ、クラウド型コールセンター・ソリューションをワンストップで提供する。

　従来型の自動音声応答（IVR）や着信呼自動分配（ACD）などのコールセンターに不可欠な機能に加え、顧客管理システム（CRM）や効率的な人材管理システム（WFM）などを連携させたシステムとして提供する。