- 2010/02/25 掲載
三機工業とシスコ、IT環境含めたビル全体の運用管理を行う事業を共同展開
都内のビルテナントの空室率は、2007年の2.65%を底に、2008年には4.72%、2009年は8.09%で、2010年の2月時点で8.25%まで上昇しており(三鬼商事試算)、競争が激化している。こうした中、付加価値の高いビルを提供することで、他社との差別化を図る狙いがある。
三機工業とシスコでは、今回の統合ネットワークにより、従来の設備ごとにネットワークを構築した場合にかかるイニシャルコストと比較して、構築コストを約50%削減、同時に省エネソリューションを導入することにより、オフィスで消費する情報機器の電力量を約30%削減できると試算しているという。
三機工業は、今後、シスコと協力し、ビルの新築およびリニューアル工事をメインマーケットとした事業展開を図っていくとともに、社内に新たな組織を編成し、統合ネットワーク事業の推進体制を強化していく予定だという。24時間対応の保守体制はすでに整備されているとしている。
既に不動産業界や、生保、損保といった金融業界へ営業を開始しており、三機工業では、初年度においては約10億円、3年後の2012年度では50億円の受注を目指す。

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