アイ・ティ・フロンティアは7日、インターネット動画配信システムを手がける米Blackwave社と日本での販売代理店契約を締結、同システムの最新版である「Blackwave 8100 Family」の販売を開始すると発表した。

　Blackwave 8100 Familyは、ディスクアクセス効率を高めたストレージと同時セッション処理能力を高めたサーバを組み合せたシステム。インターネット動画配信に用いられるHTTP、WMS、FMSプロトコルなどに対し、従来と同コストで最大10倍のパフォーマンスを実現できるという。

　また、コンテンツのライブラリー数やユーザー数に応じて、24TB単位で数百TBまで容量を拡張可能。コンテンツごとに変化するストリーミング需要量に合わせて、リアルタイムに最適な配信速度を実現できるようにファイルの複製やディスク上のデータ位置の調整行う機能を持つ。

　インターネット映像配信事業者などをターゲットに、2010年度に年間6億円の売り上げを目指す。