LiveCycle ES2は、PDFやRIA（FlashやFlex）によるワークフロー自動化ツール。各種のビジネスプロセスを自動化する製品として、10月の同社イベント「Adobe MAX 2009」で新たに発表されていた。

　最新版では、Adobe Flash Builder 4 ベータ版用のLiveCycle ES2 プラグインも用意されるなど、Adobe FlexとLiveCycleの連携と開発効率を向上させた。

　また、LiveCycle ES2では、RIA環境においてリアルタイムに複数ユーザー間での協業が行えるソリューション、Adobe LiveCycle Collaboration Service（旧 Adobe Flash Collaboration Service）もホストを介したサービスとして提供する。そのため、現在のシステムに手を加えることなく、RIA環境を構築できるという。

　そのほか、LiveCycle ES2には各種オプションが用意されており、Adobe LiveCycle Workspace ES2 Mobile ではiPhone、Blackberry、Windows Mobile からのアクセスを実現。Adobe LiveCycle Launchpad ES2 では、LiveCycle ESサービスにデスクトップから簡単にアクセスできるほか、ドラッグ＆ドロップでポリシーの定められたPDFファイルを作成することができる。

　また、アドビは、LiveCycle ES2 をクラウド環境へ導入する計画も発表。Amazon Web Servicesを介した同サービスでは、製品アップグレードを含め、モニタリングからサポートまで、24時間年中無休で管理するという。

　Adobe LiveCycle ES2 は、2009 年中に発売予定。またAdobe LiveCycle ES2のクラウド対応オプションは2010年初頭に提供を開始する予定。