- 2009/10/08 掲載
NEC、クラウド向けの新ITプラットフォームビジョンを発表
REAL IT PLATFORM Generation2で強化されるのは、「高効率インフラストラクチャ」「サービス実行基盤」「システムサービス管理」の3つの領域。
「高効率インフラストラクチャ」は、電力効率、利用効率、設置効率の高いサーバ、ストレージ、ネットワーク、およびデータセンター全体の省電力を実現するファシリティから構成され、堅牢かつ安心なIT基盤を提供すること。
「サービス実行基盤」は、既存のアプリケーションのクラウド環境へ移行、新規のサービスの構築、および安心で安全なサービスの提供を迅速に行うこと。
「システムサービス管理」は、クラウド指向サービスの実行状況とそれを支える高効率インフラストラクチャの可視化および制御を行い、安定したサービスを実現すること。
NECは、REAL IT PLATFORM Generation2に基づいて策定した今後3年間の製品強化計画に沿って、新製品を順次提供していく。想定する主なターゲットは、データセンター構築を検討している企業や官公庁、データセンター事業者など。
製品強化計画第一弾として、システム性能分析ソフトウェア「WebSAM Invariant Analyzer」を新たに投入。同時にシステム統合運用管理ソフトウェア「WebSAM」をバージョンアップし、その中核製品と位置付けられる。性能劣化の原因究明および対策に要する時間を最大90%短縮できるという。価格は、マネージャ(分析エンジン)、管理コンソール、カウンタライセンス(5000カウンタ)がパッケージになった「WebSAM Invariant Analyzer For Windows」の1,000万円(税別)から。
また、2010年度末には、データセンターのネットワークを効率化する「プログラマブルフロー・スイッチ/コントローラ」 を製品化。ルーターやスイッチに内蔵されているパケット転送機能と制御機能を分離し、制御機能をサーバ上のソフトウェアに集約することにより、ネットワークの効率化を実現する製品になるという。
「WebSAM Invariant Analyzer」および「プログラマブルフロー・スイッチ/コントローラ」は、11月5日、6日に東京国際フォーラムで開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2009」に展示予定。
関連コンテンツ
PR
PR
PR