EMCジャパン、業界初の1ペタバイト超えメインフレーム向けディスクライブラリ

　「DLm」は、仮想テープ・エンジン（VTE：Virtual Tape Engine）と統合ネットワーク・ストレージﾞ「EMC Celerra」で構成されたディスクライブラリ。メインフレーム向けとしては、業界で初めて1ペタバイトを超えるストレージを搭載可能にした。「IBM System z」環境で、テープに代わるバックアップソリューションと位置付ける。

　今回の増強により、VTEを最大6台まで搭載することが可能となった。搭載可能なVTEが増えたことにより、1システム当たりの容量が、これまでの約2倍にあたる最大1.2ペタバイトまで拡張することが可能。

　さらに、転送速度も2倍に向上し、最高1.2GB/秒を実現したという。2台以上のVTEを搭載することで、システムの冗長化を図ることが可能。ディスク・ドライブはRAID6により保護されており、ディスクの2重障害が発生してもデータは守られる。

　「DLm」シリーズは、最小構成9.5テラバイトから構成可能で転送速度が最大400MB/秒のエントリー・モデル「DLm120」と、最大構成1.2ペタバイトまで拡張可能で転送速度が最大1.2GB/秒のハイエンド・モデル「DLm960」の2つのラインアップで構成される。

　価格は3,990万円（税込）から。