- 2009/10/02 掲載
50cm離れた場所へ給電、ソニーが「ワイヤレス給電システム」を開発
今回開発された「ワイヤレス給電システム」は、磁界共鳴型の非接触給電技術を採用。磁界共鳴型とは、送電デバイスから供給された電力エネルギーが空間を介し同じ周波数で共鳴している受電デバイスのみに伝播する方式であり、デバイス相互の位置関係がずれていても高効率の給電が可能になるという。また、送電・受電デバイス間に金属があっても、その金属が熱くならないという特長があるという。
今回ソニーが開発した「ワイヤレス給電システム」では磁界共鳴型の非接触給電技術をもとに、通信・放送分野の商品開発で長年培ってきた高周波伝送技術を応用して開発した、高速・高効率整流回路を搭載し、整流を含めても約60%という高い給電効率を実現した。
加えて、送電・受電デバイスと同じ周波数で共鳴するレピータデバイスを開発し、これを送電・受電デバイス間に配置することでその給電効率を維持したまま、給電距離を50cmから80cmまで伸ばすことにも成功したという。
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