- 2009/04/01 掲載
NEC、省電力機能を強化したブレードサーバー「SIGMABLADE」を発売
NECは、IAサーバ「Express5800シリーズ」において、企業内データセンターやiDC/xSPのニーズに応える製品群「DataCenterLine(データセンターライン)」の強化として、ブレードシステム「SIGMABLADE(シグマブレード)」に最新のインテル(R)Xeon(R)プロセッサーを搭載し、さらに独自の省電力機能を強化した新製品を、本日より販売開始いたします。 また、同時に中規模システム向けにブレードサーバの導入を容易にする「SIGMABLADEコンパクトサーバ統合セット」も販売開始いたします。 近年、分散したシステムのサーバ統合によるTCO削減や内部統制強化を目的に、ブレードサーバ市場は急速に拡大しております。また、昨今の厳しい経済情勢において、IT投資をはじめコスト削減が求められる中、省電力化による運用コスト低減や低価格などへの対応が課題となっております。 今回の新製品は、こうした課題の解決と、新たな需要創出を含めた市場拡大を目的に製品化したものです。このたびの「SIGMABLADE」の強化ポイントは、以下の通りです。 ■1.最新のインテル(R)Xeon(R)プロセッサーを搭載 最新のインテル(R)Xeon(R)プロセッサー5500番台を搭載した「Express5800/B120a」を発売。インテル(R)QuickPathインターコネクト技術により、CPU-メモリ間の高速アクセスが可能となり、大幅な性能向上を実現。加えて、利用状況に応じてCPUへの電源供給のオン/オフの動的制御機能や、待機時の消費電力の低減を図ることにより、省電力化を実現。 ■2.独自の省電力機能を強化独自の省電力技術により、システム全体の運用コストを削減。 (1)「EMカード」による省電力制御機能強化 ブレード収納ユニットに内蔵されたマネージメントモジュール「EMカード」の強化により、ブレード収納ユニット単位での最大消費電力設定などの電力制御機能(電力上限値設定機能)に加え、新たにデータセンター等でニーズの高い、ラック単位での最大消費電力の設定を実現。 (2)80PLUS(R)(注)準拠の高効率電源の採用 大型収納ユニット「SIGMABLADE-H v2」に80PLUS(R)に準拠したNEC独自の高効率電源を搭載。一般的なラックマウントサーバで採用されている電源に比べ、AC/DC変換効率を約8%向上しており、システムの運用コスト削減はもちろんのこと、CO2削減にも貢献。 (3)FAN制御機能による省電力化 ブレード収納ユニット用FAN制御機能に加え、電源用のFANにおいても低負荷時に回転数を抑える機能を搭載。これにより従来比で約20%の静音化に加え、省電力化も実現し、設置環境性を向上。 ■3.中規模システム向けコンパクトサーバ統合セットを製品化 ブレード収納ユニット、13Uラック、UPS(無停電電源装置)などサーバ統合環境に必要な構成をセットにし、「簡単スタートアップガイド」を添付した「SIGMABLADEコンパクトサーバ統合セット」を製品化。中規模システム向けにブレードサーバの導入を容易にするとともに、個別に購入した場合に比べ、約10%の導入価格の低減を実現。
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