- 2009/03/27 掲載
ノベル、エンタープライズLinuxの新バージョン「SUSE Linux Enterprise 11」を発表
今回のバージョンアップでは、上記主力製品の機能強化が施されたほか、オプションとして提供される「Extension」に、新たにマイクロソフトの.NETアプリケーションをLinux上で実行可能にする「SUSE Linux Enterprise Mono Extension」などが追加された。
同日都内で開かれた発表会では、同社のカントリー マネージャーであるマイク・コレーリー氏が登壇。SUSE Linux Enterprise Server 11の特徴として「どこでも、どのようにでも利用できること、現在のIT環境を活用できる相互運用性、そしてミッションクリティカルな用途にも対応したデザイン」の3つを挙げた。
続いて登壇した、同社のパートナー&アライアンス営業統括部長 斉藤 雅美氏は、同製品をめぐる市況についての話の中で「Linuxディストリビューションとしての国内シェアは2位」としながらも「SUSEの出荷金額は毎年倍々ペースで伸びている」と説明。先にコレーリー氏が挙げた同製品の特徴の補足として、SUSEがマイクロソフトと本格的な協業をしている唯一のLinux OSであることを挙げ、WindowsとLinuxの混在環境における相互運用管理の利点を強調した。
また、2008年11月より、他社製のLinuxサーバディストリビューションについても、顧客の要望にあわせて最大2年間、同社が技術サポートを行なうサービスを開始していることに触れ、他社製品からの移行が容易であることも紹介された。
主な製品の1年間のサブスクリプション価格は、SUSE Linux Enterprise Server 11が4万1,880円、SUSE Linux Enterprise Desktop 11が6,000円。同社のパートナー企業を通じて販売される。
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