- 2009/02/24 掲載
電通、「2008年 日本の広告費」発表 5年ぶりに総広告費が前年を下回る
総広告費は、2004年に日本経済の景気回復基調とデジタル家電やインターネット(ブロードバンド)の普及を背景に4年ぶりに増加、2005年、2006年、2007年と増加を続けてきた。
2008年は、北京オリンピックなどプラス要因はあったものの、前年末からの景気後退や、年後半には米国の金融危機に端を発した世界的な不況、円高による景気減退が大きく影響して、5年ぶりに前年割れとなった。
媒体別では、新聞(前年比87.5%)が大きく減少、テレビ(同95.6%)も減少して、マスコミ4媒体(同92.4%)は4年連続して前年を下回った。
一方で、BSデジタル放送などの増加で、衛星メディア関連(同112.1%)が引き続き伸び、インターネット(同116.3%)は検索連動広告、モバイル広告を中心に拡大を続けた。PCインターネットにおける検索連動広告は、1,575億円(前年比122.9%)となり、インターネット広告市場の中でも伸長率の高い領域となっている。効果的な広告メディアとしての評価が定着した、モバイル広告も、913 億円(同147.0%)の成長を遂げた。
また、業種別(マスコミ4媒体)では、21業種中18業種が前年を下回る中、「趣味・スポーツ用品」「食品」「薬品・医療用品」の3業種が増加した。
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