中国IT大手も大規模リストラ、レノボが2,500人を解雇

レノボ・グループは7日（現地時間）、2009年の第1四半期に、全世界で全従業員の11％、2,500人を解雇すると発表した。この解雇には一般社員だけでなく、マネージャや経営層も含まれ、マネージャ層向けの報酬を全体で30％～50％程度削減する。

　レノボのヤン氏は「（世界的な景気減速は）予期し得ないものだった」と指摘。主力の中国市場でも販売が低迷しており、企業の効率化と競争力確保を優先するという。

　日本を含むアジア地域では、中国とアジアパシフィック地域の体制を見直し、ロシアも含めたアジアパシフィックロシア地域とする。

　レノボでは、こうした取り組みを通じて、2010年までに約3億ドル（約280億円）のコスト削減を実施する見込み。しかし、直近の四半期では人員削減費用に約1億5,000万ドルの赤字が発生するという。