- 2008/11/21 掲載
東芝ソリューション、「高速匿名認証技術」を開発 ネットショッピング・金融・医療などに展開へ
「高速匿名認証技術」は、従来のグループ署名方式と比較して、署名生成・検証速度が約2倍となっている。グループ署名方式では、退会者や不正会員をグループから排除する際は、匿名であるためにIDを単純に利用するだけでは失効処理ができなかったが、「高速匿名認証技術」では管理者が匿名の失効者リストを配布することで処理が可能だ。認証の度に頻繁に送受信される情報である署名と、利用者が保持する秘密情報であるメンバー鍵(署名生成のための秘密鍵)のデータサイズは世界最小クラスを実現している。
これらの特徴により、モバイルPCのほか、携帯電話やICカードなどのように、計算速度、扱うデータサイズ、実装などで制約の多いプラットフォームでも、実用的な匿名認証が可能になるという。
東芝ソリューションでは、「高速匿名認証技術」を、オンラインショッピング、匿名性を必須とする医療などのサービス、クレジットカード会社・銀行などに向けたサービスとして提案し、ソリューション展開を図っていく方針だ。
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