- 2008/11/14 掲載
ワコール、流通BMS対応EDIシステムの通信環境を構築
ワコールは、経済産業省の「流通システム標準化事業」にアパレルメーカー代表として参加、流通BMSの普及に取り組んでいる。同社は、主要ブランドである「ウイング」の基幹系業務システムを2008年5月に刷新。それに合わせて、同システムのEDIを流通BMS対応にすると決定した。TISは、ワコールのニーズに合わせ、すでに利用していたDALのEDIパッケージ「ACMS」を拡張して流通BMS対応する方法を提案していた。
今回の流通BMS対応により「ウイング」ブランドの取引通信のブロードバンド化が実現し、データ送受信速度は大きく向上した。今後も総合小売をはじめ百貨店など複数の取引先との相互接続も予定、通信時間の短縮による物流リードタイムの短縮、業務の効率化などが期待されている。同社 執行役員 情報システム部 部長 尾内啓男氏は、ワコールは今後の取り組みとして、「流通BMSのその名の通り標準であることを常に意識し、各小売対ワコールの個別仕様にならないようにしなければならない」と、落とし穴にはまらずに運営していく方針を強調した。
TISとDALは、今回の実績を元に日用品雑貨・アパレル業界はもとより流通BMS対応予定業界への導入支援を実施していくとしている。
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