- 2008/11/14 掲載
千葉大学とNEC共同で、無線LANの品質向上 新パケット通信制御方式を開発
無線LANは有線通信に比べ帯域に制限があり、多数の利用者が同時に無線LANを利用しようとすると、無線空間でパケットの衝突が頻繁に発生、映像が乱れる、音が途切れる、通信速度が落ちる、といった問題が生じる。これまで、無線LANにおいて画質や音質を保証する「QoS」制御を利用者の要求通りに実現することは、困難とされてきた。
千葉大学とNECは協力してこの問題に取り組み、無線LANのアクセスポイントにおいて、パケットの受信の成否によらず、送出端末への応答の仕方を制御することでこの問題点を解決する方式を考案した。さらに、変化する通信の状況に応じて、端末への応答の仕方をダイナミックに制御することで、利用者の要求に即した品質を提供する新方式を考案した。
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