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- 2008/09/17 掲載
【栗原潔氏インタビュー】求められているのはビジネスの変化に柔軟かつ俊敏に対応できる基幹系システム
株式会社テックバイザージェイピー 代表 栗原 潔氏 |
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栗原氏:言うまでないことですが、市場が右肩上がりの時代は終わりました。現在は、ゼロサムゲーム、場合によってはマイナスサムゲームの時代とさえ言えるでしょう。さらに、国内で競争力があっても、国際的な競争力がなければ、中国を初めとするアジアの企業にパイそのものを持って行かれる可能性もあります。法的にも、コンプライアンスの考え方が厳しくなり、企業の対応が問われています。
こうした状況に対応するためには、ITによる情報武装が不可欠です。ところが、従来的な基幹系システムは、堅牢性を重視するあまり、柔軟性を失っているように思えます。本来、経営の助けになるはずのシステムが、柔軟性が足りないため経営環境の変化についていけず、かえって経営の足かせになっているケースが多いのです
──とはいっても、基幹系システムにとって堅牢性はやはり重要な要素ではないでしょうか。
栗原氏:堅牢性を重視するメインフレーム的な発想が間違っているとは思いません。ただし、堅牢性を重視するあまり柔軟性が欠けてしまい、ビジネスの機会を逸してしまっては元も子もありません。現実に、ベストなソリューションを時間をかけて作るよりも、グッドイナフなソリューションを他社に先駆けて出す方が有利なケースが増えてきているのも事実です。大切なことは、堅牢性と柔軟性のバランスです。
──では、柔軟性と堅牢性を両立させ、いわゆる「攻めのIT」を実現するためには何が必要なのでしょうか。
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