- 2008/08/28 掲載
「次世代SOHOルータのスタンダード狙う」ヤマハ、オールインワン型のギガアクセスVPNルーターを10万円強
全10ポートを備え、3LANと8ポートスイッチとして利用できる。スループットは最大1Gbps、VPNスループットは200Mbps。中でも「特に気を遣ったのが排熱と消費電力」で、電源ユニットを自社開発したほか、「微調整を繰り返して(最大消費電力は)当初の目標22Wから16Wになった」という。
ルーターの機能も向上し、収容経路数が10,000経路になったほか、VPN対地数やタグVLAN数、動的フィルタ・セッション数が強化され、さらにWinnyやShareといったP2P通信を制御するフィルタ機能を備えた。
そのほかログ管理容量が増加したほか、バッチファイル定期自動実行機能なども加わった。
ギガビットルーターの市場動向について、ヤマハ 平野氏は「これからの市場に製品を投入し長く使ってもらいたい」としながら「直近では直接ギガビットにつなぐだけでなく、光回線(100Mbps)2本を束ねたバックアップ網を1台で結ぶ」ほか、IPsec VPNやISDNなどと絡めた多用な利用提案を行っていくとした。
「小規模店舗展開のスピードアップを目指した」として、オールインワンとなる多様な機能を搭載するRTX1200だが、USB型データ通信カードとの連携機能を使えば、百貨店内の店舗や遠隔地など、有線利用が困難な場所でも利用できる機能も搭載している。
価格は「企業向けギガビットルータでは最低水準」となる11万8,000円(税抜)。10月下旬より、住商情報システムが販売を行う。
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