日立製作所とNTTファシリティーズは2日、省電力データセンターの構築で協業すると発表した。

　具体的には、両社がこれまで培ってきたグリーンITの技術やノウハウを組み合わせ、データセンターの省電力運用管理基盤システムを共同で開発し、2009年3月の提供を目指す。

　さらに両社は共同開発の成果を活用して、NTTグループ、日立グループのデータセンターをはじめ、一般のデータセンターに対してもコンサルテーションから設計、構築、運用、保守までのデータセンターソリューションを提供する。

　この結果、空調機消費電力を約10％削減し、CO2排出量を年間約7万トン抑制するという。また、今回開発する運用管理基盤のインタフェースは2008年度中に公開し、データセンター省電力化をさらに促進していく。