- 2008/06/27 掲載
ソニー、中期経営計画でBRICsの売上倍増や製品のネットワーク化などを推進
現在、同社は液晶テレビ、デジタルイメージング、ゲーム、携帯電話の4つの事業で売上高1兆円を超えている。今後はさらに、パソコン、ブルーレイディスク、コンポーネント・半導体の3つの事業で売上高を1兆円規模に拡大させる。
また、製品カテゴリーの90%をネットワーク機能内蔵およびワイヤレスに対応させる。さらに、同社の液晶テレビ「BRAVIA」やPS3、PSP、ビデオ対応ウォークマンにネットワーク経由で映画やテレビ番組などを配信するサービスを開始。本年11月には、今夏の期待映画「Hancock」を、DVD発売前にインターネット経由でBRAVIAに配信する計画をたてている。
エリアでは、日本、北米、欧州だけでなく、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)にも注力する。同計画によると、BRICsエリアの売上高を現在の2倍の2兆円に拡大するとしている。特にエレクトロニクス分野の成長を見込み、現在の売上高6,000億円が、1兆2,000億円に拡大するとしている。
財務戦略では、目標営業利益を5%とし、ROE(株主資本利益率)10%を目指す。その実現のために、今後3年間で、1兆8,000億円の投資を行う。そのうち9,000億円は注力事業であるコンポーネント・半導体事業に投入するという。
関連コンテンツ
PR
PR
PR