NEC、SaaS事業支援ソリューションでユーザーの利便性向上に貢献へ

　従来、SaaSを使用する側のユーザー企業は、使用したいアプリケーション毎にベンダーと契約しなければならなかった。しかし、同ソリューションにより、複数のアプリケーションをまとめて購入でき、契約や支払いを一本化、また、シングルサインオン機能により、一括ログインが可能となる。

　新ソリューションは、同社のSaaS業務運用ソフトウェア「シナボスペース（NC7000-SB）」と日本オラクルのSaaS実行ソフトウェア「Oracle SaaS Platform」を中核に、ソフトウェアベンダー（ISV）のアプリケーションと組み合わせて提供する。ネットワーク管理からアプリケーションまでを網羅的に提供し、音声系／映像系／IT系など多様なアプリケーションを一元管理・保管、アプリケーションの集合体として利用者へのサービス提供を可能にする。

　提供予定のアプリケーションは、まず汎用性の高いフロントオフィス系（CRM・SFA、グループウェア、文書管理、Web会議など）からはじめ、順次、業種系（金融、流通など）やバックオフィス系（給料計算、財務会計など）に拡大していく。ISVの有するアプリケーション（Webアプリケーション）は、ソースコードを変更することなく稼動させることが可能となっている。