大日本印刷、加工コスト30％低減可能な紙製UHF帯ICタグを開発

　大日本印刷は、箔押し加工技術を用いた低価格の紙製UHF帯ICタグを開発したと発表した。

　今回開発されたICタグは、パッケージや書籍などで使われる箔押し加工を応用した独自の加工技術により、紙の上に直接アンテナを形成した低価格のUHF帯のICタグ。書籍や伝票など、対象となる紙製の印刷物の製造工程で、印刷物に直接付与できるため、フィルム基材やラベル加工、貼付工程などを簡略化することができ、従来よりも約30％の加工コストの低減が可能とされている。

　5月末から評価用サンプルを出荷する予定となっている。