- 2008/05/12 掲載
富士ゼロックス、紙と電子文書を一つのセキュリティ環境下で管理
企業は情報漏えい対策を進めている。JNSAの調査によると情報漏えい経路の件数として紙からの割合が43.8%(2006年情報セキュリティインシデントに関する情報報告書)と最も多いという結果が判明し、電子データでの対策は進んでいるものの、紙文書への対策が進んでいないという結果が浮き彫りになった。
紙文書に対するセキュリティ機能としては、印刷制御や文字列や隠し文字を印刷するものなどがすでに提供されている。しかし、電子セキュリティ機能に比べ、ユーザーや文書ごとにきめ細かな利用制御ができないことに加え、紙文書と電子文書では異なるセキュリティ環境のもとで管理が行なわれており、紙文書と電子文書の両方を取扱う多くの業務において、一貫して十分なセキュリティレベルを保つことが難しくなっている。
同社が開発した「DS&T」は、紙文書と電子文書を一つのセキュリティ環境下で管理する点や、ユーザー毎に設定するセキュリティグレードを可能にするスタンプ認識により、これらの課題を解決するとしている。
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