- 2008/04/16 掲載
【ルータ 市場調査】シスコが複数セグメントでシェア1位
売上規模の減少要因として、IDCでは、通信事業者向けのハイエンドルータ市場の減少が大きく影響したとしている。通信事業者やSPのバックボーン強化などコアルータの需要は堅調だったが、新サービス投入やサービスエリアの急速な拡大によってもたらされるエッジルータの需要は鈍く、通信事業者向けルータ市場全体も低調に推移した。
一般企業向けルータも前年を下回る結果となった。IDCでは、企業向けルータの縮小傾向は続くとみている。同市場向けのルータの今後について、IDC Japan コミュニケーションズマーケットアナリスト 草野賢一氏は、「セキュリティ機能を統合したルータをラインナップに加えるべき」「企業サイドのこれへの要望は非常に高い」と分析している。
一方、ベンダー別のシェアを見ると、ハイエンドからローエンドルータまでシスコが売上トップを独占。SOHOルータでは、ヤマハがトップを獲得した。IDCでは、通信事業者向けを中心とするハイエンドルータ市場では、コアルータの売上動向、企業向けでは大型案件の獲得状況が、2007年のベンダーの動向を左右したとしている。
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国内ルータ市場 出荷台数とエンドユーザー売上額の予測、2005年~2012年
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