• トップページ
  • 【アウトソーシング市場調査】人事、カスタマーケアが大きなシェアを占める

  • 2008/04/15 掲載

【アウトソーシング市場調査】人事、カスタマーケアが大きなシェアを占める

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
IDC Japanは15日、国内ビジネスアウトソーシング市場の規模予測を発表した。
 IDC Japanは15日、国内ビジネスアウトソーシング市場の規模予測を発表した。2007年の同市場規模は、8810億円で前年比5.6%増だった。同市場は今後、2012年まで年平均4.8%で成長し、2010年には1兆円を超え、2012年には1兆1114億円に達するという。IDCでは、同市場をカバーする領域として、人事、カスタマーケア、財務/経理、調達/購買業務分野としている。

 同市場が成長する背景に、IDCでは、「選択と集中」「バリューチェーン」といった経営戦略を推進する企業が増加している点をあげる。この戦略の実行には、人材の補填、間接業務や定型/労働集約的業務の改善が必須で、必然的にビジネスアウトソーシングへの需要は高まるとしている。また、コンプライアンス対応や事業拡大に向けた業務処理の導入といった価値を求めて、同サービスを利用する企業も増加しているという。

 同市場内で活用されているサービスは、人事、カスタマーケアが古くから普及していることもあり、大きなシェアを占める。しかし、市場規模が拡大したことで、成長性は鈍化している。一方、財務/経理業務セグメントは、決済処理といった定型/労働集約型業務主体から、債権管理、コンプライアンス対応など付加価値の高いサービス開発が進んでおり、同業務セグメントは成長速度を加速しながら推移するとIDCは予測している。

 企業にとって定型/労働集約的な業務は、コスト削減効果などが明らかで利用しやすい環境にある。一方で、定型業務に対するサービスは、コモディティ化が進み、サービスベンダーの収益性は厳しさを増している。「サービスベンダーは収益性向上に向け、コンサルティングによる複合業務型サービス開発や、事業規模の拡大、ビジネスモデルの変革といった戦略強化が重要である」と、IDC Japan ITサービスのリサーチマネージャー 松本聡氏は述べている。

国内ビジネスアウトソーシング市場 2007年の推定と2008年~2012年の予測
国内ビジネスアウトソーシング市場 2007年の推定と2008年~2012年の予測


評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます