マイクロソフトと日本総研、ＩＴガバナンス強化支援で協業

　多くの上場企業では、日本版SOX法の適用開始に向けて整備してきたIT全般統制の運用状況をモニタリングする仕組みを検討する企業が増加している。同時に、コンプライアンスの取り組みの次のステップとして、競争力強化のための攻めの視点でITガバナンス強化に向けた取り組みが活発化している。今回の両社の提携では、顧客のITガバナンスのPDCAサイクルを一貫して支援していくとしている。

　具体的には、日本総研ソリューションズの提供するITガバナンスコンサルティングにおいて、マイクロソフトが開発した簡易アセスメントを活用。また、すでに日本総研ソリューションズが提供しているITガバナンスコンサルティングのアプローチを活用し、目標設定、アクションプランの策定を共同で実施する。モニタリングステージにおいては、日本総研ソリューションズが開発した、経営者、CIO、ITマネージャがモニタリングすべき評価指標を体系化したのナレッジノウハウと、マイクロソフトが提供するパフォーマンス管理プラットフォームを融合し、企業におけるITスコアボードITガバナンスのモニタリングの仕組みをコンサルティングから技術の実装まで総合的に支援するという。