日本CA、統合管理機能などが強化されたバックアップソリューション「CA ARCserve Backup r12」を発表

　CA ARCserve Backup r12は、もともとBrightStor ARCserve Backupで呼ばれていたバックアップ/リカバリソリューション。バージョンアップに伴って名称を変更した。新バージョンでは大規模環境向けにジョブ、デバイス、カタログ、ライセンスの統合管理を行える機能、AES256ビット暗号化機能、仮想化環境への対応などの強化が行われている。また、新たにExchange Server 2007、SharePoint Server 2007、Oracle Database 11gをサポートし、Windows Server 2008への対応も予定している。

　価格は最小構成価格15万円より。新バージョンではオプション製品やエージェント製品の一部が統合され、機能拡張に伴う追加コストが低下した。

　今回のCA ARCserve Backup r12の発売に伴い、日本市場向けに営業とシステムエンジニアの機能を持ったCA ARCserveの専門組織を設置。グローバルで展開しているパートナー・プログラムを日本市場に合わせ、販売スキームやトレーニングをより充実させた新しいプログラムとして展開していくという。

　今後はミッションクリティカルなシステム向けに、フェイルオーバやレプリケーションを行うCDP（Continuous Data Protection：継続的データ保護）ソリューションの新版「CA ARCserve Replication r12」および「CA ARCserve High Availability r12」を発表する予定。