- 2008/03/18 掲載
米航空会社、NECのマネージド・ネットワーク・サービス導入
エクスプレスジェット社にNECが提供したサービスの特徴は3点ある。1点目は、信頼性の高いIPテレフォニーシステムを実現した点。NECは、エクスプレスジェット本社にSIP対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」を設置し、1,300台規模のIPテレフォニーシステムを構築した。「UNIVERGE SV7000」を二重化することで、自動的にバックアップが可能となる。さらに、米国内の各地域の空港オフィスには、フルIPコミュニケーションサーバ「UNIVERGE NEAX 2000 IPS-DML(UNIVERGE APEX3600i)」を導入しており、より信頼性の高いネットワーク環境を実現している。
次に、IPで一元化されたコンタクトセンターを実現した点。IPテレフォニーシステムの導入と同時に、コンタクトセンターを新設した。従来、拠点ごとに設けられた問い合わせ窓口をIPネットワーク化により一本化することで、顧客の利便性を向上すると同時に、今後の顧客拡大に伴うコンタクトセンターの拡張にも柔軟に対応することができる。
最後は、コンサルティングから設計・運用までネットワークシステムのトータルなサービスを提供した点が挙げられる。ネットワークのコンサルティングから、機器、回線の調達、システム構築、運用管理、保守までネットワークに関わる全てのサービスをワンストップで提供する。ネットワークシステムは、NECのNOCより24時間365日対応で遠隔監視・運用されており、信頼性の高い環境を提供する。
エクスプレスジェットは、今後の事業拡大に合わせ、同サービスの対象エリアを24拠点から100拠点まで拡大していく予定だ。また、音声系システムとデータ系システムを統合するNECのコラボレーションミドルウェア「UNIVERGE OW5000」を活用したユニファイドコミュニケーションの活性化を進めていくとしている。
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