無線ICタグで資材の盗難防止＆通報が可能なシステム「御用ダ！！」

　日本コムシスは、無線ICタグ利用の資材盗難防止システム「御用ダ！！」を開発したことを発表した。現在、同社の6つの支店で実証実験を行っているという。

　今回発表された「御用ダ！！」は、金属類の価格上昇などにともなって建設工事現場などからの資材の盗難事件が多発していることを背景に、防止装置として開発されたもの。振動センサ内蔵の無線ICタグを取り付けた資材が移動したり振動すると、特定小電力無線で自動的に電波を発信する盗難防止システム。発信された電波を主装置が受けると、警報音が鳴り出したり、光を発したりする。

　1台の主装置に対して最大20個までICタグを登録することが可能。また、主装置が異常を検知すると、検知情報がNTTドコモのDoPa網を介してサーバに送信され、サーバから管理者の携帯電話やパソコンにメールで通報することが可能となっている。