NECは、2004年にパソコン生産ラインにRFIDを導入、その適用領域を部材調達領域やマザーボード製造工程に拡大し、作業効率を最大20%程度向上させるとともに工場内部品在庫を3分の1圧縮してきた。今回の拡大では、これまで培ってきたRFIDのノウハウを活かし、RFIDの適用領域をパソコンの生産部分以外に拡大し、ライフサイクルマネジメントを強化することで、効率化のみならず品質管理やリスク管理の強化、CS向上を図っていくという。

　今回新たに拡大する領域は、海外の製造委託先やパソコン出荷配送領域、企業向け資産管理支援サービスなどを予定している。