アイログとマイクロソフトが協業、保険業向けBRMSの販売強化

　アイログとマイクロソフトは19日、保険業向けBRMSの販売で協業すると発表した。

　協業により、同社の保険業界向けBRMS（ビジネス・ルール管理システム）「ILOG Rules for.NET」の販売を強化していく。BRMSは、ビジネスルールの設定、変更、操作、管理を包括的に提供することで、企業の業務プロセスを効率化するシステム。ビジネスプロセス管理（BPM）システムを補完するとともに、SOAやEAにとっても重要な要素となる。BRMSを利用すると、ビジネス状況の変化や規制の変更に際して、IT担当者のみならず業務担当者もリアルタイムにITインフラへの変更を実施することができるという。

　保険業界では、業務プロセスが長くかつ複雑な一方で、誰でも正確な業務処理が求められる。そのため属人的な業務遂行を排除し、アプリケーションに埋もれたロジックを明確に管理することが必要となる。

　マイクロソフトの執行役員 インダストリー統括本部長 鈴木和洋氏は、「今回のアイログ社との協力によって、当社は保険業界また保険商品を取り扱う金融機関様に向けて、業務品質の向上と変化への対応力を高めるソリューションを提案していきます」と語る。