- 2007/11/08 掲載
富士通、パソコン向けWebサイトの9割を閲覧できる携帯用ブラウザ開発
携帯電話で見ることができるWebサイト数の割合を、従来の6割から9割に引き上げたのは「Inspirium HTMLブラウザV3.7」。パソコン向けコンテンツにおける独自規約への対応や、規約外コンテンツの表現機能を強化したことで、従来は正しく表示できなかったパソコン向けWebサイトが正確に表示されるようになる。
ソフトウェア事業本部 組込みソフトウェアテクノロジ部部長長田格氏は「携帯電話は今、通信の高速化が進んでいるうえに、大画面のものが増えてきた。すなわち、フルブラウザのコンテンツを携帯電話で閲覧する要素がそろってきている」と説明する。一方で、携帯電話でパソコン向けのWebサイトを閲覧することが一般化するためには、「パケット定額サービスなどの携帯電話通信料金がもっと安くなる必要がある」との見方を示した。
また、組込みソフトウェア「Inspirium」シリーズでは、新たに2製品を販売する。「音声合成ライブラリV3.0」を使用することで、組み込みソフトウェアを使用したATM、コピー機などの音声ガイダンスの話し方がより自然になる。また、「HomeNetworkライブラリV2.0」では、地上デジタル放送など著作権により保護されたコンテンツをネットワークに接続されたほかの機器で再生することが可能になるという。
今回の新製品群が街中で見られるようになるのは、最短でも半年後となる。
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