- 2007/11/05 掲載
沖電気など、パッシブ型センサー付RFIDで建物のひずみを計測する技術開発
パッシブ型センサー付RFIDとは、電池を持たず電波を出さないタイプの無線による個別認識技術で、各種のセンサーに接続が可能なもの。
現在、道路や橋、公共住宅などの公共施設に対しては、構造物の状態を適切かつ容易に検査できる技術が求められている。従来の構造物の維持管理では、外観上の変状から損傷度合いを推定しており、直接的に構造物の荷重により生じる変形を測定することは困難だった。
両社が共同開発した「ひずみ計測システム」は、構造物に作用するさまざまな荷重や劣化によって生じる変位、変形を、電池を搭載しないパッシブ型ひずみセンサー付RFIDタグを用いて測定するもので、予めセンサー部分を取付けた鉄筋をコンクリートに埋設し、約10×10-6ひずみの分解能で測定できるという。
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