KDDIとマイクロソフト、法人向けSaaSソリューションBusiness Portを提供開始

　Business Portは、必要な時に必要なアプリケーションを利用できるSaaS型のサービス。KDDIのビジネス向けブランドを総称する位置付けで、様々な業務アプリケーションを統一プラットフォーム上で提供する。本プラットフォームは、複数のアプリケーションを連携するマイクロソフトのテクノロジーを用いて協業パートナーの各アプリケーションをつなぎ、企業を対象に新しいサービスを提供していくための基盤となる。

　「Business Port」業務アプリケーションの第1弾として、Microsoft Office Outlook 2007のメールやスケジュール機能などを統合し、PCおよびau携帯の双方から使うことのできるビジネスコミュニケーションウエア「KDDI Business Outlook」を、2008年3月から月額980円/1ID（税込み） にて提供する。

　「KDDI Business Outlook」は、ソフトウェアベンダーやソリューションパートナーなど、パートナー各社のアプリケーションを携帯電話に連携していくための中核となるもので、もっとも汎用性の高い業務アプリケーションと位置づけ、KDDIがサービスを提供する。

　また、「Business Port」を促進するため、パートナー各社のSaaS型サービスの提供を支援するプログラム「Business Port Support Program」を本年12月より開始。

　このプログラムは、サービス提供のための専用設備をKDDIが用意し、その費用を一部負担することで、パートナー各社の初期投資や運用コスト面の事業リスクを最小限に抑えるとともに、KDDIおよびマイクロソフト両社との共同マーケティング活動への参加によるビジネスチャンスの最大化を図るもので、SaaS市場の創出・拡大に資する新たなビジネスモデルとなる。