ブラザー、世界初のグリッド技術を応用したコンテンツ配信システムのサービスを開始

　同社は次世代コンテンツ配信システムを「Einy」と名付け、多数のユーザーへの大容量コンテンツ配信をビジネスモデルとする顧客に対して、配信を低コストかつ高セキュリティで実現するソリューションを提案していく。

　ブロードバンド環境が普及する中、映像や音楽、eラーニングなど大容量のコンテンツを配信するビジネスモデルが多くなってきたが、既存の配信システムでは、ユーザー数の増加やコンテンツの大容量化にともない配信が不安定になり、それを解決するためにサーバや回線の増強を余儀なくされるなどコスト増大が課題だった。

　今回、コンテンツ配信における2つの独自技術を基盤に4つのソリューションを新たにパッケージとして開発し、ソリューションでの販売を開始する。ユーザーは細かなカスタマイズを削減することができ、導入後すみやかにコンテンツ配信が可能となる。

　4つのソリューションは、エッジサーバに組み込むもの、ウェブアプリケーション、機器に組み込むもの、コンテンツ管理や端末認証など、安全運用を実現するものから用途に応じて選択できる。