• 2007/09/05 掲載

【さくらケーシーエス事例】ISMS教育で社員への周知徹底を実現

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さくらケーシーエスではISMS認証を取得し、情報管理の知識を周知徹底させるための社員教育にも積極的に取り組んでいる。教育ツールとして同社が選択したBSPのeラーニングシステム「Be.Learning」の導入事例をご紹介する。

Be.Learning採用により社員の理解度を可視化
ISMS教育で社員への周知徹底を実現

さくらケーシーエス
さくらケーシーエス
 さくらケーシーエス(本社:兵庫県神戸市、大阪証券取引所第二部上場)は、三井住友銀行グループで培ったノウハウをベースに、ITの先端技術を積極的に取り込み、産業・公共・金融にわたる幅広い分野に於いて、多くのお客様にソリューションを提供している企業である。
  また、ワン・ストップ・ソリューション体制を確立し、コンサルティングを前提としたシステムインテグレーション、アウトソーシング、セキュリティやネットワーク等の各種ソリューションを提供し、総合的システムインテグレータとして活躍している。

  同社ではISMS認証も取得し、情報管理の知識を周知徹底させるための社員教育にも積極的に取り組んでいる。 今回は、教育ツールとして同社が選択したBSPのeラーニングシステム「Be.Learning」の導入事例をご紹介する。



【有効的な教育体制の構築】にeラーニングを探していた

さくらケーシーエス 松岡 さよ氏
さくらケーシーエス
情報処理センター チームマネージャ
松岡 さよ氏
 さくらケーシーエス情報処理センターでは、情報管理の知識を周知徹底するために様々な取り組みをしていた。例えば、社員が集まる朝礼の場を活用し、集合教育を行っていた。しかし、せっかくの集合教育も交替制勤務という形態であるため、毎回参加できない人が多数発生してしまう。また、ISMSの中の「教育の有効性の評価」に対して、集合教育の実施だけで「有効性の評価」として良いのかどうか、という懸念も生じていた。その他、各自の理解度を計るために、紙ベースでのテストを実施したが、これも集計等の負担がかかり、何回も実施することができないという課題に直面した。このような問題をツールで解決できないか、これがeラーニング導入検討のきっかけだった。

  「集合教育は全員参加で行うとしたらだいたい1ヶ月くらいの期間が必要です。それに集合教育となると実施する側も受ける側も時間を拘束されます。それぞれ自分の空いている時間を使って有効な教育ができないかなと考えていたときに、eラーニングシステムの提案を受けました。」と松岡氏。

  社内でシステムを構築することも考えた。しかし、システムを構築するには、業務とは別の能力やノウハウが必要である。ツールを導入する場合と自社で開発を行う場合のメリット・デメリットを考えたとき、ツールを導入するほうがプラスであるという結論に達し、eラーニングシステム導入を決定した。



【教材作りがとても簡単】が決め手

 同社ではeラーニングシステムの導入にあたり、3~4社の製品の機能・価格を比較検討した。BSPのBe.Learningを採用した理由を松岡氏はこう語る。「他社のシステムは、テストというよりも、今までの教材をアドオンし、その中にテストがあるというものでした。BSPさんのものは、テスト作成がとにかく簡単でした。テストなどの教材作成は、誰でも簡単に操作できるというのが利点でした。」さらに、「Be.Learningはテストツールと言いながらも、自由フォーマットも用意されているので、これを使うことで、教材も作成できる、という柔軟性を評価しました。」 実際に、松岡氏を含む4名それぞれがコンテンツ作成を担当し、半年で以下の6コンテンツを作成している。

・セキュリティの基礎知識 (ウイルスの怖さ、脆弱性など)
・ISMSの基礎知識・Excelの基本操作
・社内のコンプライアンス関係のガイドライン
・社内用として使用している情報処理試験の問題
・個人情報保護法と個人情報に関する手続き



クライアントサポート業務の省力化に
リモート操作機能が大活躍する

 eラーニングシステムを導入した当初のことを、「絵などが入っているので楽しみながら学習ができる上、短い時間でできるので社員の反応が良かったです。当社はシステム会社なので、紙で学習するよりも画面を見ながら学習するほうが慣れているみたいです。」と松岡氏は語る。

  当然、問題のレベルが難しくなると成績が落ち込むこともあり、社員が気落ちしてしまうことはある。しかし、これを引きずることなく、「次は合格点を!」と前向きな姿勢で学習に取り組んでいるという。「社員の間に覚えなくてはならない。という意識が以前よりも増して、植え付けられてきたと感じます。」(松岡氏)

  実施方法としては、まず確認テストを行い、社員の理解度を測る。その後、不合格者に対して、1問1答形式のテストを合格するまで行い、1~2ヶ月後にまた同じ確認テストを行う。こうすることで、社員のレベルアップを図っている。


業務の中での「気付き」を多くすることが目標

 松岡氏の目標は、『業務の中での気付きを多くすること』であるという。「個人情報やセキュリティ、内部統制などいろいろなところで手順ができるため、それをきちんと教えなければなりません。繰り返し教育を行うことで、社員の頭の片隅に何かが残ることを目指しています。」

  もちろん、パソコンを使った操作がメインとなるため苦手な人に対する配慮も必要だ。こうした課題に対して、身構えずにゲーム感覚で学習を行ってもらうよう工夫している。

  今後は、コンプライアンス(内部統制)に関するコンテンツの作成がメインになる。10月以降は、新入社員や派遣社員に、情報処理センターの業務内容や作業手順を学ぶことができる教材を作成する予定だという。

  さらに、「今後は、テスト問題に関するアンケートを実施し、意見を取り入れてカイゼンしていきたいと考えています。」と松岡氏は熱心に語った。

【会社概要】
名称:さくらケーシーエス
事業内容:システム構築、システム運用管理、システム機器販売 他
設立年月日:1969年3月29日
ホームページ:http://www.kcs.co.jp/

【導入製品】
Be.Learningテスト・トレーニングツール

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