- 2007/09/03 掲載
NECエレクトロニクス、車載通信ソフト大手の独社とソフトウェアプラットホーム共同開発
デバイスドライバとMICROSARはいずれも、マイコンに依存せずにアプリケーションソフトの再利用を可能にするものとしてAUTOSARが定めたソフトウェアの仕様に準拠している。そのため、このソフトウェアプラットフォームを採用することで、ユーザーである車載制御ユニットメーカーや自動車メーカーは、他社のマイコン向けに開発したアプリケーションソフトを、同社製マイコン向けとして再利用することが容易になる。
近年、自動車の高機能化・高性能化に伴い、搭載される電子部品の数は増加している。そのため、これらの電子部品を統合・制御するソフトウェアは複雑になり、車載制御ユニットメーカーや自動車メーカーのアプリケーションソフトの開発負荷は膨大なものとなっている。このような状況のもと、アプリケーションソフトの開発負荷軽減を目的として、2003年7月に自動車メーカーが中心となり、車載用ソフトウェアの標準化団体「AUTOSAR」を設立。AUTOSARはソフトウェア構造の統一を図り、マイコンへ依存せずにアプリケーションソフトを開発できるデバイスドライバや基本ソフトウェアの仕様を策定した後、多くの企業がAUTOSAR仕様に準拠するソフトウェアの開発を開始している。
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