- 2007/05/09 掲載
NEC、業務無停止でストレージ筐体の追加や構成ができる次世代SAN
「iStorage D8」は、ストレージノードを追加することで、最大物理容量を1.1ペタバイトまで業務無停止で拡張可能とし、さらにノード追加に見合うリニアな処理性能向上を実現したスケーラブルモデル。同モデルは最小1ノードから導入でき、業務の拡大やデータ量の増大に応じて筐体を4ノードまで拡張できるため、業務拡張に応じて柔軟なストレージの追加が可能となる。
加えて、サーバ接続アダプタ、キャッシュメモリモジュール、ディスク接続アダプタなど物理ストレージリソースを仮想ストレージに割当てるリソースマネジメントテクノロジを搭載。それぞれの物理リソースを専有割当てすることで仮想ストレージ間の影響を極小化、また、ハードウェアの利用効率を重視する場合は複数の仮想ストレージ間で共有利用も可能。これにより、ストレージの物理リソースを業務タイプに応じて容易に割当・変更することが可能となる。
また、上記物理ストレージリソースは個々にモジュール化の上、冗長化しており、故障時は正常なモジュールへの引き継ぎを行うことで業務継続が可能であるとともに、業務への性能低下も極小化。さらに電源モジュールは3台の障害でも業務を停止しない冗長構造とするなど、業界最高レベルの高い可用性を実現している。
エントリーモデル「iStorage D1」とローエンドモデル「同 D3」は、従来機(iStorage Sシリーズの同等機)と比べ最大2.2倍の価格性能比を実現している。高さ2Uの省スペース筐体にHDDを12台まで搭載することで、従来機と比べて1.2倍の高密度実装を実現。さらに、ストレージの専門知識がなくても短時間でのストレージ導入を可能とする「構築ナビ機能」を有した基本制御ソフトを提供。従来機比で導入から運用開始までの手間を最大3分の1、運用開始までの時間を最大3分の2に短縮している。
エントリモデル「iStorage D1」では、希望小売価格125万円と低価格のシングルコントローラモデルを製品化し、初期導入コストの大幅な削減を実現するとともに、高信頼なデュアルコントローラ構成へのアップグレードも可能である。
ローエンドモデル「iStorage D3」では、ディスク増設筐体を最大11台接続することで、最大HDD搭載数を従来機の2.4倍となる144台に拡大するなど、データ量増加に対応できる高拡張性を実現している。また、サーバ接続ポート数を従来機の3倍となる最大12ポートまで拡張可能であるため、サーバ6台までの構成の場合はファイバーチャネルスイッチが不要となり、導入コストの大幅な低減が可能である。
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