- 2006/12/21 掲載
新日鐵化学と米・UNIVERSAL DISPLAY CORPORATIONが有機ELディスプレイの緑色燐光材料を共同開発
新日鐵化学と米国・UNIVERSAL DISPLAY CORPORATION(以下、UDC)は、有機ELディスプレイに実用可能な新規商品開発に用いられる緑色燐光材料について、工業レベルで成功したと発表した。
今回、両社が開発した新規材料は、燐光発光基本技術の権利を持つUDCの開発した、緑色燐光発光材料「UDC-GD48」と、新日鐵化学の開発した「新規緑色ホスト材料」。これらを組み合わせて使用したデバイスは、工業レベルでの実用化を可能とする基本特性を実現した。
また両社は、2004年に赤色燐光材料についても開発に成功しており、携帯電話やカーオディオのディスプレイとして実用化されていることから、今回の緑色燐光材料の開発によって、さらに高効率・高寿命の画期的な有機ELディスプレイの実現に向けて、開発が進められるものと考えられる。今後は、二社連携の次の目標である「青色燐光材料」の開発に注力する方針。
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