- 2006/12/06 掲載
日本IBM、金融機関向け既存と新規システムの連携を容易にするSOA対応の新ソリューションを発表
SOAを活用した金融機関向け新ソリューション体系を発表
銀行、証券、保険などの金融機関では、昨今の環境の激変にともない、多様な金融商品ラインナップ、新商品投入までの短縮化、高度な金融サービスの提供などが求められている。これらの対応に伴い、IT部門は、柔軟な対応が求められる。しかし、銀行の既存のシステム(勘定系、基幹系)は、堅牢かつ高速処理の最適化がされているため、その既存のパフォーマンスを損なうことなく新商品や新サービスの開発スピードを向上させることは大きな課題になっていた。
こういった課題に対して、日本IBMはこの度、発表した「RER-FSS」で応える。「RER-FSS」は、既存のシステムもSOAに対応でき、既存の基幹系システムを変更することなく、新商品開発などの新規システムとの連携を容易にする。
たとえば、「住宅ローン」の新商品を新規システムで構築する際、基幹系システムが持つ「残高照会」や「振込み」などの処理機能を、既存システムの処理能力に影響を与えることなく新規システムで活用することができる。また「残高照会」や「振込み」などの既存の機能を新規に開発することや、既存のシステムに変更を加える必要がなくなるため、お客さまは新商品を迅速に市場へ投入することができる。同様に、普通預金の残高や取引の履歴を住宅ローンの金利と連動するといった複合商品の開発や、銀行の商品と証券会社や保険会社の商品を組み合わせた新サービスなど、業態を超えた新商品開発も容易になる。
また、日本IBMでは、お客様の実業務を用いて検証するための検証環境を、神奈川県大和市に構築した。
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