- 2006/10/19 掲載
コンテナ入りデータセンター!? 米サンが輸送可能なデータセンター構想「Project Blackbox」を発表
米国サン・マイクロシステムズは、輸送可能なコンテナ型データセンター「Project Blackbox」を発表した。
これは、一般的な輸送コンテナにコンピュータとストレージ、ネットワーク・インフラを搭載し、さらに高効率の電源や冷却装置を組み込んでモジュラーユニット化したもの。このデータセンターはシンプルで即時稼働できるため、無人インフラを迅速に効率よく導入したい企業に最適だという。
同社の社長兼CEO、ジョナサン・シュワルツは「現在のデータセンターは、あくまで人間がコンピュータを世話する、という視点で設計されている」と指摘。同社ではProject Blackboxをデータセンターの電力とスペース制約の問題に対する画期的なソリューションと位置付ける。
またProject Blackboxは「初期費用は従来の100分の1、単位面積当たりのコストは5分の1に抑えながら、電力消費効率を20%高めることに成功した」という。「地球上のあらゆる場所で、データセンターの容量や機能を好きなだけ増やすことが可能となった」ため、Web2.0の迅速な展開、高度な軍事用途、発展途上国などのインフラの整わない地域での利用を見込めるとのこと。
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Project Blackbox
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