- 2006/10/16 掲載
マイクロソフトとアジレント、データデザインが協業、組み込みシステム開発の「見える化」を実現
組み込みシステム開発の「見える化」を実現
短期間で高品質が求められる組み込みシステム開発は、年間約140%の成長を遂げている。しかし、市場の成長にともない、製品開発の現場では納期や品質の課題が増加する一方であり、関連企業は大きなリスクを抱えているのが現状である。
問題解決のためには、プロジェクト管理が大きな話題となっているが、組み込みシステム開発における成功事例は少なく、現時点プロジェクト管理手法は確立していない。要因としては、組み込みシステム開発固有の開発事情を考慮したプロジェクト管理のしくみが明確化されていないことがあげられる。組み込みシステム開発のプロジェクト管理には、プロジェクトを「見える化」するための具体的なメトリクス管理や、文書化されない製品仕様を前提とした開発計画立案、さらには、専任のプロジェクトメンバーを構成しないマトリクス体制における進捗管理など、一般的なプロジェクト管理手法では前提としていない要素が数多く存在する。
今回、このような組み込みシステム開発の固有事情を考慮したプロジェクト管理手法の普及を目的とした、3社共同での啓発活動を実施していく。3社では、共同セミナーの開催、Webでの成果物やテンプレートの公開、事例の公開を始めとしたさまざまな取り組みを行い、国内製造企業の組み込みシステム開発のリスクの削減に寄与していく。また、組み込みシステム開発のための、プロジェクトマネジメント方法論の普及啓発のために、無償でのセミナーを開催するという。
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