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　監査法人トーマツは11日、国内高成長企業ランキング「日本テクノロジー FAST50」を発表した。これは国内のテクノロジー・メディア・テレコミュニケーション（TMT）業界の急成長企業50社を表彰するプログラムで、今年で4回目を迎える。

　50社の発表と同時に成長率に基づいたランキングも行われ、1位には成長率2,898％メベックス（大規模臨床試験向けの支援管理システムを提供）が、2位には成長率1,476％のサイバーステップ（インターネットオンラインゲームの開発、ライセンス提供、運営）、3位には成長率1,358％のアウンコンサルティング（サーチエンジンマーケティングに関するコンサルティング業務を運営）が表彰された。

　今回表彰された企業の上位10社は下記の通り。

順位	会社名	事業内容	所在地	過去3年の収益成長率(%)
1	メビックス	大規模臨床試験向けの支援管理システムを提供/過冷却装置販売	東京都	2,898%
2	サイバーステップ	インターネットオンラインゲームの開発、ライセンス提供、運営	東京都	1,476%
3	アウンコンサルティング	SEM（検索エンジンマーケティング）に関するコンサルティング業務	東京都	1,358%
4	エイチエムシステムズ	モバイルメディア事業、モバイルソリューション事業	東京都	816%
5	日本ジオトラスト	独自の承認技術による電子証明書セキュリティサービス事業を展開	東京都	751%
6	フォーサイド・ドット・コム	マスターライツ事業・コンテンツ事業・金融事業	東京都	725%
7	アドウェイズ	インターネット（PC）アフィリエイト広告事業及び、モバイルアフィリエイト広告事業	東京都	612%
8	ドリコム	法人ユーザー向けブログソリューションの提供及び、一般ユーザー向けブログサービスの提供	東京都	533%
9	ミクシィ	インターネットメディア事業及び、インターネット求人広告事業	東京都	523%
10	デジタルデザイン	再販/開発ライセンス事業、製品サポート事業、業務システム構築事業	大阪府	446%

監査法人トーマツ パートナー テクノロジー Fast50 Fast500 日本代表 浅枝芳隆氏

　開会に先立ち、監査法人トーマツ パートナー テクノロジー Fast50 Fast500 日本代表の浅枝芳隆氏が挨拶し、受賞企業の傾向と特徴を語った。浅枝氏によると2006年の一番大きな特徴はカテゴリー別でインターネット関連が多くを占め、半数の企業が2度以上の受賞した点にあるという。これは、TMC業種の企業が持続的・継続的に成長を続けていることの証だと語った。

　また、メビックスの大社聡社長が1位受賞にあたって、「最も注目する経営指標は？」との質問に、「売り上げの拡大も重要だが、効率的にも配慮している」とし、バランスの良い経営が結果的に売上の拡大をもたらしたと成功要因を分析した。