- 2006/10/11 掲載
フリースケール、統合型電源ソリューション発表
従来のAC電源と比較してコストを大幅に削減し、柔軟性を高めるPower over Ethernet(PoE)技術が、市場で拡大している。フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、IEEE 802.3af PoE標準規格をサポートする受電側機器(PD)インタフェースと、パルス幅変調器(PWM)コントローラを組み合わせたシングルチップPoEコントローラ「MCZ34670」を発表した。この製品の高い集積度により、Ethernetで電力供給される装置を最小限の外付け部品と高い柔軟性で設計できるようになる。
Information Resourcesのファンダでありプリンシパル・アナリストのMarianneD'Aquila氏は、次のように述べている。「従来、Power over Ethernetの用途はワイヤレスLANやVoIP(ボイス・オーバIP)アプリケーションに限定されていましたが、PoEが貢献するコストの削減や、高い柔軟性と信頼性がITマネージャに認識されるようになると、PD市場はRFIDタグやネットワーク監視カメラなどの応用分野にも展開するようになりました。フリースケールのMCZ34670コントローラは、統合されたプログラマブルなソリューションを提供し、現在の、そして未来のPoE受電機器のニーズに応えます」
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