三菱電機が「VoIP対応無線LANシステム」新製品を発売

　三菱電機は、音声通話とデータ通信を統合するVoI1対応無線LANシステムとして、優れた音声品質と万が一の障害発生時の通話を確保した「無線LAN基地局」と「Cプレーンワイヤレスコントロ－ラ」を11月1日から発売すると発表した。

　本製品は東京電力との共同開発成果を用いたもの。隣接基地局相互の電波干渉問題を解決し、音声品質と信頼性を向上させている。

　音声通話を優先させる標準のQoS制御に、音声通話の増加に応じてデータ通信の通信量をさらに抑制する機能を加え、同時通話する端末の数を制御する機能も実装することで、優れた音声品質を実現する。

　また、電波干渉の回避により、同一周波数群の基地局を隣接設置可能。基地局に通信処理の一部を負担させることにより、コントローラ障害時の通信が基地局単独で可能になっており、システムの信頼性が向上している。コントローラ負荷の軽減により、コントローラ1台に最大180台の基地局を収容できる。