- 2006/09/29 掲載
日本IBM、中堅企業向けERPソリューション導入支援サービスを展開
【ERP】
IBMとIBMビジネスコンサルティング サービスは29日、中堅企業向けにERPパッケージを導入支援するサービスを展開すると発表した。
これはIBMが持つ独自のERPパッケージ短期導入のノウハウと、SAP社の中堅企業向け導入支援ツール「SAP Best Practices」を組み合わせ、中堅企業の顧客向けに短期間で確度の高いERP導入を提供するソリューション「IBM EX ソリューション for SAP Best Practices」を提供するというもの。このソリューションの特徴は、最初の段階において無償でIBCSのコンサルタントが顧客の業務を分析する点にあるという。
具体的には、顧客と2日間のセッションを実施し業務をヒアリングする。顧客はシステム担当者だけでなく、営業部門、製造部門、経理部門など、現場の関連するすべての部門から参加してもらう。このヒアリング結果を基に、「SAP Best Practices」の適合性などをIBCSのコンサルタントが分析し、約2週間後に、期間、金額、パッケージ適用範囲など、プロジェクトの全体感を提示する。
あらかじめパッケージの適用可能範囲を分析することにより、独自に開発すべき部分も明確になるため、当初予定した期間や金額を逸脱する危険性が極めて低くなり、確度の高いプロジェクトが期待できるという。
また、無償での業務分析に加え、「SAP Best Practices」は組み立て製造、食品、プロフェッショナル・サービス(ソフト開発会社、監査法人、人材派遣)などの業種ごと、かつ、受注、出荷などの業務領域ごとにビジネス・シナリオが細分化されているため、自社に最低限必要な部分だけからERPの導入を始めることができ、中堅企業の顧客にとって安心して適切な投資で業務改革を推進できる。
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