- 2006/09/28 掲載
CRM製品の競争激化、オラクルCRM製品に関する新戦略を発表
日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは、CRM(Customer Relationship Management:顧客管理)製品のビジネス戦略を発表した。マイクロソフトは7日にDynamics CRM 3.0を発表するなど、今後導入が進むとみられるCRMやSFA(販売支援製品)といった舞台でも、オラクルとMSの競争が激化してきている。
オラクルではSaaS(ASP)型のCRMアプリケーション「Siebel CRM On Demand」の日本での提供開始を機に、CRMビジネスにおける体制を強化して、日本での市場拡大を目指す。
金融、通信、ハイテクや自動車などの各種業界向けのソリューションを強化しながら「Siebel CRM」を提案。中堅規模企業や大企業の部門内でのCRMの需要には、「Siebel CRM On Demand」を販売する。「PeopleSoft Enterprise CRM」と「Oracle E-Business Suite CRM」は、既存顧客のシステム拡張、またパートナーの保有するソリューションの展開などを中心に対応する。
また、日本オラクルインフォメーションシステムズにCRMビジネスに関わるすべての営業、セールスコンサルタントを統合し営業体制を集約。同組織は、金融、通信、ハイテクや自動車などの各業種向けの専任組織と中堅企業向けの専任組織により構成されている。
CRM分野におけるパートナーの拡充と、既存パートナーや各業界でのビジネスに特化したパートナーとの協業体制を強化する。CSKシステムズ、東芝ソリューション、日本IBM、日本NCR、日本電気、日本ユニシス、 日立コンサルティングを中心に約10社の主要パートナーとともにビジネスを展開していく。オラクルはCRM分野のパートナーに向けた営業支援プログラムや導入コンサルタント向けの教育などを提供していくという。
関連コンテンツ
PR
PR
PR