- 2006/09/13 掲載
東芝ソリューションとIBM、仮想化技術とオートノミック技術を組み合わせたソリューションを展開
【仮想化技術】
東芝ソリューションと日本IBMは、仮想化技術とオートノミック・コンピューティング技術(自律型コンピューティング技術)を活用し、サーバーリソースを最適化するクラスタソリューションを共同で提供する。
今回発表されたソリューションは、東芝ソリューションのクラスタ管理ソフト「DNCWARE ClusterPerfect EX V9(以下、CPEX)」と、日本IBMのワークロード管理ソフト「IBMR Virtualization Engine Enterprise Workload Manager V2.1(以下、EWLM)」を連携させることにより、アプリケーションの応答時間に応じたサーバー最適化を行うというもの。
EWLMがARM(Application Response Measurement:アプリケーションの応答時間を測定する標準規約)に対応したアプリケーションを監視し、アプリケーションの負荷状況をCPEXに伝える。CPEXは応答時間が悪化しているアプリケーションがあると、新たにサーバーとアプリケーションを起動して処理能力を高めるといった最適化を行う。
そのほか、障害発生時にIBMの自己修復機能を提供する「IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determination」が、各障害症状の定義と対応方法を記述したデータベースとCPEXが取得したログを連携させ、問題の解決のヒントを提供する。そのため、ログを解読する手間や解決方法を探る必要が無くなるなどのメリットが得られるという。
本ソリューションを利用することで、インターネットサービスのように負荷変動の激しいシステムや、特定の時期・時間帯に処理要求が急増する環境でも安定したパフォーマンスが発揮でき、障害時に迅速な対応が可能になるとのこと。
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