- 2006/09/12 掲載
日本IBMと高知新聞、ベッドサイド端末で新聞記事が読める実験を実施
【ビジネス】日本初、ベッドサイド端末へ新聞記事を配信
ベッドサイド端末は、テレビやビデオの機能、インターネットへのアクセス機能、患者自身の診療履歴閲覧など、多機能なサービスを提供する端末で、国内でも2004年頃から登場し普及が進んでいる。パースジャパンでは全国の約1,600施設(約18万床)でテレビレンタルを行っており、このうちベッドサイド端末を13施設(約5,000床)で展開している。
今回の実証実験は、高知医療センター(所在地・高知県高知市、病院長・堀見忠司)の協力のもと、同センターの590床のベッドサイド端末へ高知新聞の紙面記事を配信するもの。
ベッドサイド端末へ新聞記事を配信することにより、歩行が困難な入院患者やお年寄りの方が、新聞を購入するために売店まで行く必要がなくなる、売り切れを気にしなくてよい、読み終わった新聞の処分が不要、といったメリットがある。
また、読みたい箇所を画面上でタッチするとその部分が拡大したり、画面をタッチしたまま指を移動すると合わせて紙面も移動するなど、簡単な操作で新聞を読むことができる。
なお、紙の新聞記事を紙面イメージで電子化し配信する仕組みには、日本IBM技術が活用されている。輪転機で印刷される直前の新聞紙面を、デジタルデータのまま自動的に電子新聞化し、ストリーミング技術の活用により端末側でのイメージ描画展開を高速かつスムーズにしている。また、紙面の特定箇所から動画や関連ページに飛ぶ機能も今後追加する予定である。
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イメージ図
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